国際宇宙ステーション(ISS)とは(JAXA)

国際宇宙ステーション(ISS)は、地上から約400km上空に建設された巨大な有人実験施設です。1周約90分というスピードで地球の周りを回りながら、実験・研究、地球や天体の観測などを行っています。完成後は、10年間以上使用する予定です。

ISSの主な目的は、宇宙だけの特殊な環境を利用したさまざまな実験や研究を長期間行える場所を確保し、そこで得られた成果を活かして科学・技術をより一層進歩させること、そして、地上の生活や産業に役立てていくことにあります。

ISSには、2000年11月2日から宇宙飛行士が滞在を開始し、現在は約6ヶ月ごとに交代しています。ISSに長期滞在しているクルーは、宇宙環境での科学実験やISSの保守作業などを行っています。

http://iss.jaxa.jp/iss/about/

国際宇宙ステーション(Wikipedia)

国際宇宙ステーション(こくさいうちゅうステーション、英: International Space Station、略称:ISS)は、アメリカ合衆国、ロシア、日本、カナダ及び欧州宇宙機関 (ESA) が協力して運用している宇宙ステーションである。地球及び宇宙の観測、宇宙環境を利用した様々な研究や実験を行うための巨大な有人施設である。地上から約400km上空の熱圏を秒速約7.7km(時速約27,700km)で地球の赤道に対して51.6度の角度で飛行し、地球を約90分で1周、1日で約16周する。なお、施設内の時刻は、協定世界時に合わせている。1998年11月20日から軌道上での組立が開始され、2011年7月に完成した。当初の運用期間は2016年までの予定であったが、アメリカ、ロシア、カナダ、日本は少なくとも2024年までは運用を継続する方針を発表もしくは決定している。運用終了までに要する費用は1540億USドルと見積もられている(詳細は費用を参照)。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E5%AE%87%E5%AE%99%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3

国際宇宙ステーション協力計画(ISS計画)(外務省)

国際宇宙基地協力協定は、1998年1月に日、米、加、露、欧州宇宙機関加盟国(当時)の計15カ国が署名し、2001年3月に発効しました。国際宇宙基地における日本の実験棟「きぼう」は、2008年3月11日、「きぼう」船内保管室をスペースシャトル「エンデバー号」(土井宇宙飛行士搭乗)で打上げ、同宇宙飛行士が組立作業を実施しました。また同年6月には、「きぼう」船内実験室・ロボットアームをスペースシャトル「ディスカバリー号」(星出飛行士搭乗)で打上げ、船内実験室取付け等のミッションを実施しました。さらに、2009年7月に、3回目の「きぼう」組立てミッション(船外実験プラットフォーム等を打上げ)により、ISSに長期滞在中の若田宇宙飛行士が組立て作業を行った結果、「きぼう」を完成させました。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/technology/universe/iss.html

国際宇宙ステーション「きぼう」を見よう

宇宙空間の「きぼう」/国際宇宙ステーション(ISS)は、サッカー場くらいの大きさになります。条件がそろえば、日の出前と日没後の2時間ほどの間に地上から肉眼で見ることができるのです。「きぼう」/国際宇宙ステーションを探してみましょう!

「きぼう」/ISSが、いつ、どの方角に見えるかについて、10日先までの目視予想情報を掲載しています。

http://kibo.tksc.jaxa.jp/

国際宇宙ステーションでの毎日はどんな感じ?

宇宙飛行士ペギー・ウィットソン(Peggy Whitson)はISSコマンダーとなった初めての女性。2018年6月に引退したが宇宙での滞在期間は665日を誇り、アメリカ最長記録を持っている。彼女は、16日サイクルでローテーションする宇宙食を再び食べたいとは思わないだろうとBusiness Insiderに語った。「『すべてはソース次第』というのは真実。宇宙でしばらく過ごすと何でも同じ味がするようになるから」。

https://www.businessinsider.jp/post-180026

国際宇宙ステーション、部品の老朽化が深刻な問題に

現在57歳で生化学博士のウィットソンにとって、ISSでの長期滞在は2002年と2008年に続いて3回目となる。船長を務めるのはこれが2回目だ。10回目の船外活動は、米国人宇宙飛行士としてはタイ記録となる。彼女より長時間の船外活動をした宇宙飛行士は、これまで2人しかいない(ひとりはロシアのアナトリー・ソロフィエフで16回、82時間以上。もうひとりは後述する米国のマイケル・ロペス=アレグリアだ)。今回の船外活動は、「予期せぬEVA(Contingency EVA)」だった。これはNASA用語で「深刻な緊急事態」を意味する。そして今後このような緊急の修理が増えるのは間違いない。修理が必要だったのは、コンピューターボードが詰まった「MDM」(マルチプレクサー・デマルチプレクサー)と呼ばれるボックスだった。故障の理由は、まだ誰にも分からない。しかし、NASAがISSの建設を始めたのは1998年であり、すでに軌道を回り始めてから20年を超えようとしている。部品の老朽化により、今後はさらに多くの部品が壊れ始めるだろう。

https://wired.jp/2017/06/25/iss-will-need-fixin/