インターネット事業や宇宙開発事業を手がけるアイアンマン

イーロン・マスクは、宇宙開発事業を手がける「スペースX」、電気自動車の製造販売会社「テスラ」の共同創立者兼CEO、そして、2008年公開の映画『アイアンマン』のモデルになったことでも知られる。

マスクの功績は、1995年に設立した、ソフトウェア事業を展開する「Zip2」から始まる。ニューヨーク・タイムズ紙のオンラインサービス化などを手がけた後、コンパックが3億ドルで同社を買収。その資金をもとに、99年には「X.com」を設立。後の「ペイパル」となる。

02年には宇宙開発事業を手がける「SpaceX」を、03年には電気自動車の製造販売会社「テスラ」を設立。テスラは、バッテリー搭載が必要になるためにボディのスリム化が難しかった電気自動車に、ノートPCのバッテリーを搭載することでスリム化を実現。デザイン性の高い電気自動車のロードスターを発表し、電気自動車のイメージを一新した。

SpaceXは06年にNASAと提携、10年には民間企業として初めて宇宙ステーションへの物資輸送に成功。自社でエンジンを製造し、低コスト高品質のロケット開発を成し遂げている。

06年には、従兄弟のリンドン・リーブと、テスラの子会社にあたる太陽光発電会社「ソーラーシティ」を設立。現在も同社の会長を務めている。

https://forbesjapan.com/articles/detail/32577

母はモデル、弟は起業家。イーロン・マスクの家族の華麗なる経歴

イーロンは1971年、南アフリカ生まれ。99年に「X.com」を設立し、電子決済サービスを開発。ネット決済の仕組みを大きく変えた。X.comは「ペイパル」へと社名を変え、2002年に売却。

その資金で立ち上げたのが、宇宙開発事業を展開する「スペースX」と電気自動車の製造販売会社「テスラ」だ。06年には太陽光発電会社「ソーラーシティ」を設立し、2019年時点での総資産は約236億ドルにのぼる。

イーロンはエンジニアだった父の影響で、10歳の時に独学でプログラミングをマスター。12歳で宇宙をテーマにしたゲームソフト「ブラスター」を開発し、そのコードを500ドルで南アフリカの雑誌「PC and Office Technology」に売却した。彼の宇宙を志す事業は12歳の頃から始まっていたのだ。

スタンフォード大学院を退学したのは、弟キンバル・マスクと「Zip2」を立ち上げるため。Zip2は99年には、コンピュータ製造企業の「コンパック」に約3億ドルで売却。

弟キンバルはニューヨークの料理学校で勉強した後、ビストロ「キッチン・ボールダー」をオープン。現在は、農業ソリューションを提供する「スクウェア・ルーツ」を運営している。

イーロンを育てた母親の名は、メイ・マスク。栄養士とモデルとしてのキャリアを持つ。70代になった今も現役モデルを貫き、17年にはスワロフスキーのクリスマス広告キャンペーンのモデルに起用された。

また、妹のトスカ・マスクは、エンターテインメント会社を経営。従兄弟のピーター・ライブとリンドン・ライブ兄弟は、太陽光発電会社「ソーラーシティ」の設立に携わった。

https://forbesjapan.com/articles/detail/32598

「一緒に働いている人が好きかどうかは、とても大切だ」彼の7つの名言

イーロン・マスクは、後の「ペイパル」となる「X.com」を1999年に創業。続いて、宇宙事業を手がける「スペースX」、電気自動車を製造販売する「テスラ」、「ソーラーシティ」を展開していく。2019年時点での総資産は、約236億ドルにのぼる。

イーロン・マスクは、どのような人生観や仕事観を持っているのだろうか。彼の7つの名言から解き明かす。

1. 「世界に重大なインパクトをもたらしたいという思いが、仕事におけるモチベーションになる」

2. 「大学生の時に、世界を変えることに携わりたいと思っていた。そして、今も」

3. 「会社を作ることは、ケーキを焼くようなもの。全ての材料を正しい割合で入れなければならない」

4. 「一緒に働いている人を好きかどうかはとても大切だ。さもなければ、あなたの人生と仕事は、とても惨めなものになるだろう」

5. 「毎週80時間から100時間くらい、がむしゃらに働くことで、成功する確率を高めることができる」

6. 「常によりよくする方法を考え、自分に問いかけ続けることが、唯一でありベストな方法だ」

7. 「根気強さはとても重要だ。諦めることを強いられない限り、あなたは諦めるべきではない」

https://forbesjapan.com/articles/detail/32639

火星に人類を イーロン・マスクの夢

マスク氏には、人類を火星に送り届けるという壮大な夢がある。この目標を達成するための課題を次のようにとらえているそうだ。宇宙旅行が現実的でないのは、コストの問題が大きいという。

その問題を解決するひとつの手段が「ロケットの再利用」だ。さらにマスク氏は、宇宙空間に燃料補給所のような場所を設置して、宇宙空間で燃料補給することで、さらにコストダウンできると説く。宇宙空間に燃料補給所を設置すれば、巨大なロケットを作らずに済む。もちろん、燃料補給所は再利用できる。ちょうどテスラが、全米に電気自動車 (EV) 充電施設を作って、一気にコストダウンを図った方法と似ているかもしれない。

これらの施策を打つことで火星探索および移住のコストを下げ、最終的には1人あたり数千万円程度の費用で済むという。今後、40〜100年かけて100万人の人類を火星に送りこみ、独自の文化を火星上に築くことを目標としている。さらに、それだけにはとどまらず、土星や木星、その周辺の惑星までの移動を目指して、惑星間輸送システムという名のもとに壮大な夢を描いているのだ。

https://www.bank-daiwa.co.jp/column/articles/2017/2017_73.html

イーロン・マスクがテスラのEV開発で描く壮大なストーリー

イーロン・マスクCEOはテスラを、自動車メーカーではなく「エネルギー企業」と考えている。実際、テスラはロードスター、モデルS、モデル3と画期的な高性能EVを次々と発表する一方で、EV用の充電池を単独のエネルギー貯蔵装置として販売し、2016年には商品のラインナップに太陽光パネルを加えている。

では、なぜエネルギー企業なのか。「スペースX」を創業し宇宙事業も手がけるイーロン・マスク氏が「人類を火星に移住させる」という壮大な構想を持っているのをご存じかもしれない。

彼によると、それを実現するには、まだしばらく時間がかかる。しかし、それまで地球がもたないかもしれない。世界中でガソリン車が排気ガスをまき散らしているせいで、環境破壊が止まらず、地球が激しい気候変動にさらされているからだ。

だからこそ、テスラのような企業が必要なのだ。ガソリン車の代わりに電気自動車が世界中の路上を走り回り、それに使う電気をまかなうために太陽光発電を推進するような会社が。

マスク氏が描くこうしたストーリーの中に位置付けられているからこそ、テスラはEVの特許技術の開放に踏み切ったのである。世界中のベンチャーがこぞってEV開発に挑み、その性能が向上しつつ市場に出回れば、マスク氏による構想の実現が近づく。マスク氏にとっては願ったり叶ったりなわけだ。

https://newswitch.jp/p/18138

イーロン・マスクが本音を語る

●高校生の時は、加速器を使った物理学を将来やると思っていた。宇宙原理を解明したかったから。でも色々な事が起こって・・・超電導超大型加速器の計画が頓挫した時に「自分がああいう場所で働いていて計画が頓挫したらどうする?」と考えた。

●その後ダグラス・アダムスの銀河ヒッチハイク・ガイドを読んで、これがかなり良い哲学の本だった。宇宙は答えを知っているけど、自分達は知らない。でも宇宙原理を理解するのに、どのような疑問を持てば良いのか。思考と意識の幅を広げる程、自分達が何者で何故ここにいるのか理解するための疑問点をより上手く導き出すことができる。

●インターネットは人間というものを根本的に変える。人間を超個体にする。インターネットは神経回路のようなもの。突然人間はすべての情報にアクセスできるようになった。そのうち人の遺伝子を変える事も可能になると思う。AIにも繋がる。それが持続可能な社会に繋がっていく。

https://blog.evsmart.net/electric-vehicles/thirdrowtesla-elon-musk-interview-1/

テスラ、無料で人工呼吸器を世界に配布。条件は「即使うこと」- 新型コロナウイルス感染症対策

電気自動車メーカーTeslaのCEOイーロン・マスクが、人工呼吸器を世界の病院に向けて無償で配布することを発表しました。本体だけでなく送料もテスラ負担の無償で、対象はテスラが事業を展開する国の病院。ただひとつの条件は「すぐに治療に役立てること」。死蔵や転売を避けるための条件です。

すでに米国の医療機関に対しては数百台単位の人工呼吸器を寄付しており、さらに生産あるいは手配した分を今度は全世界の病院に寄付します。

https://japanese.engadget.com/jp-2020-03-31-tesla.html

イーロン・マスクの成功を支えるシンプルな戦略「第一原理思考」とは

イーロン・マスクが触れるものなら、なんでも金に変わるように見えるかもしれない。だが、マスクの比類のない活力と野心的な目標の裏にあるのは、シンプルな思考戦略──「第一原理思考」(first principles thinking)だ。

第一原理とは、ほかのものから推論できない命題(基本的前提)のことだ。つまり、ある複雑な問題に関して、絶対に確実だとわかっていることがそれにあたる。第一原理思考は、複雑な問題(たとえば、安価な宇宙ロケットや電気自動車など)の分析でこれ以上ないほどの効果を発揮する。

第一原理思考を活用すれば、つくろうとしているものの「形」にとらわれるのではなく「機能」に注目し、目的達成に向けた完璧な最善策を見つけ出すことができる。

https://newspicks.com/news/2733114/body/